ラジオドラマ脚本から考える「声優」の技術
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声優の技術の集大成

ラジオドラマは、声優の技術の集大成です。

声優としての技術にはさまざまありますが、一番求められることは「演技力」であることは、理解していると思います。

アニメも外画も、もちろん演技力は必要です。

ですが、アニメも外画も、映像という大きな要素が含まれています。

そういう点では、アテレコやアフレコで求められるものは、「絵にあった表現」なのです。

アテレコでマイクワークをしながら、タイムにピタリと当てる技術も必要ですが、ピタリと当てられても演技がうまくなければ何の意味もありません。

その点、声優の純粋な技術力や表現力、演技力を示すのは、ボイスドラマであると言えます。

その技術が高ければ高いほど、もちろん、アテレコやアフレコで求められる表現力は身についています。

声のみでどこまで伝えられるか

音のみ、声のみで表現されるボイスドラマに取り掛かると自分自身の演技のアラがとてもよく見えます。

これはおそらく、アニメのアテレコや吹き替えレッスンでは見えづらい部分なのだろうと思います。そこには映像が表現の補佐をするからです。

ですが、ボイスドラマ、ラジオドラマではあなたが「声のみ」で表現しなくてはなりません。

そのために意識することが山ほどあるのです。

言葉の発し方、声の掛け方、声質、音の使い方などなど、「ただセリフを読む」ことの先に、ものすごい数の技術が必要です。

台本に描かれているストーリーだけでなく、人物や情景をそのセリフからイメージさせることができるかどうか。

それが声優に求められる技術です。

かっこよくセリフを言うとか、かわいい声で喋るとか、そういうレベルではなく、本当に声優として仕事をしたいのであれば、「イメージを抱かせる」レベルでしっかりと演技できなければなりません。

そのポイントで常に練習に取り組んでみてください。