
お気に入りに追加昨日のレッスンでは、最後ちょっと解説が長くなりすぎて、大幅にレッスン時間を超えてしまいました…。
最後盛り上がったのは、頭と心と身体は別軸で考えるんだよということ。
みんな頭で考えて終わってしまうけれど、だから感情は動かないし、身体が反応しないんですよね。
大事なのは、頭でわかることじゃなく、身体にまで落とし込むことなんです。
いずれまた、そういった話もしていきましょう。
演じるのはその人の人生の一部
さて、今日は「演技で演じているのはその人の人生の一部」というお話をしたいと思います。
いつもよりも演技的なお話しですね。演技講師なのに演技の話しないじゃんって思ってる方も多いと思うので、こういうお話もしていこうかなと。
演技は日常の延長
レッスンで演じるときには、あるシーンをピックアップして課題として出されることが多いのではないでしょうか。もしくは短編の作品とか。
でも、多くの人が「せーの!」で突然演技を始めているのではないでしょうか?
何度も言うようですが「演技は日常の延長」です。あなたの演じる役にも日常があり、人生があるのです。
あなたが起きて、突然昨日までのことは忘れた状態で、いきなり生活が始まることはないでしょう。学校の教室に入って「おはよう」っていうまで記憶がないということもないでしょう。
でも、演技ではそのように演じてしまうのです。
そこに違和感を持てないと、演技は一向にうまくはなりません。
キャラクターの時間軸を考える
僕はこのことを話すときに「前後左右を考える」という話をします。
このシーンの前にもそのキャラクターの時間は流れていて、演じたシーンの後にも時間は流れていて、シーンの間も描かれていないところでは、いろんなことが起こっているのです。
今目の前にはいない人物も、同じ時間には別のところで生きているのです。
だからといって、全てを考えろというわけではありません。
ここにもちょっとしたコツがあるのです。
直前のシーンを考える
まず一つ目のコツは、そのシーンの直前、その役が登場する直前には何をしていたのかを考えることです。
何も人生があるからといって生まれてからこれまでのことを全部考えろとは言いませんし、それが効果があるかと言われると微妙です。
ですが、直前に何があったのかで初めのセリフのニュアンスは全部変わるでしょう。
・遅刻しそうで全力で走ってきた
・我慢していたトイレにいけてホッとしている
・カバンの中にジュースをぶちまけて落ち込んでる
なんてことが直前にあったとしたら、初めのセリフが全部同じになることはありません。
そういうちょっとしたことを知っているかどうかで、演技の見え方ってまったく変わってしまうのです。
その人の目標を考える
全ての役が生きているのだとしたら、あなたと同じように人生の目標とか近々ある目先の目標とか、いろいろあるのです。
シーンが終わったらそこでその役の人生がなくなるわけではなく、架空の世界の中でその人物は描かれてないけど生き続けていると思ってください。
例えば学生のときにも感じると思いますが、進路を考えるとき、その人の将来設計に応じて進路も変わるから、やること変わるじゃないですか。
・国公立の大学を出たい
・調理師になりたいので専門学校へ行きたい
・声優になりたいので上京したい
いろいろな選択肢がありますよね。
それによって、同じ学生を演じるとしても演じるときの選択肢も同じように変わるのです。
おわりに
もし自分が登場しているシーンのことしか考えてなかったのだとしたら、「せーの!」で始まって「はい!」とカットが掛かったら終わりになってしまいます。
そんな人生を歩んでいる人はいないので、ちょっと前のことから考えて、少し先の未来のことまでイメージを膨らませてみましょう。
それをやるだけで、セリフの演じ方は大きく変化するでしょう。
試してみてください。





