
お気に入りに追加昔からいろんな人から質問をいただきます。
講師をしていて、いつも感じることなのですが、
公式LINEやTwitterなどでも同じなので、おそらく
多くの人が共通に持っている課題なのでしょう。
質問をいただくのは全然構わないのですが、
質問をするときに、意識しておいた方がいいことがあります。
質問の仕方で答えも変わる
講師をしている身としては、
「質問の質で生徒の成長を測る」ということがあります。
この質問をするということは、ここまで理解しているんだろう、
という予測をして、次の一手を指し示すのです。
ですが、最近もったいないなと思うのは、
その「質問の仕方」では、欲しい答えは絶対にもらえないよ
という人が増えてきているなということです。
質問の仕方の3つのパターン
質問には3つのパターンがあります。
- 何がわからないかがわからないので
「わかりません」としか言えない状態 - やってみたけど、わからないので
「一般的な質問」を投げかけてくる状態 - やってみた上で、言語化して
「具体的な質問」を投げかけてくる状態
この3パターンです。
講師をしていて一番欲しいのは3番目なのですが、
どうしても2の質問が多いのが現状です。
そこを少しでも3に近づけられれば、
成長速度も変わるし、講師の目も変わるのに
正直もったいないなというのが僕の意見です。
1.「わかりません」としか言えない状態
「わかりません」が口癖になっている人も多いと思います。
もちろん、演技を始めたばかりであれば、
わからないことがたくさんあると思います。
それはそれで、「わからない」は大事な一歩です。
わかったふりをせず、「わからないので教えてください」と
言えることは大事な最初の一歩なんです。
いいですか、「最初の一歩」なんです。
つまり、いつまでも「わかりません」ということでは
話にならないということなんです。
本気でプロになるなら、いつまでも
「わかりません」では済まないのです。
わかりません、のあと、多くの場合は、
・ちゃんと考えて動きなさい
・まずはこれをしてみなさい
というアドバイスをもらうことになります。
それを、言われた通りにやるところがスタートです。
2.一般的な質問をしてしまう
せっかく、ちゃんと取り組んでいるのに
「一般的な質問」をしてしまうのは本当にもったいないです。
・発声がうまくできないんですが、どうしたらいいですか?
・滑舌がよくならないんですが、何かいい練習はありますか?
こういう質問をしてしまう人は、要注意です!
こういった「一般的な質問」をされた場合、
一般的な回答しかできません。
それどころか、人によっては、
・そもそも答える気がなくなる
・その人の言いたいことだけ言う
という結果になりかねないのです。
つまり、一般的な質問をしても、
あなたに必要な答えは返ってこないのです。
そうならないためには、「フラグ」を立てる必要があります。
あなた自身が考えて、その答えに向かっていけるような
そんな「とっかかり」を見つけて、それを言語化して質問する。
それが「あなたにとって欲しいアドバイスがもらえる質問」なのです。
3.具体的な質問をする
「とっかかり」というのは、なんでも良いのです。
それは「とにかく、何か動いてみる」ということから
生まれるものです。
当てずっぽうでもいい、わからないものをわかるということは、
「宝探し」をするようなものなのです。
どこに「理解を妨げている要因」があるのかは、
「わからない」状態では決して見つかりません。
そこでぐるぐると悩んでいても、何も始まらないのです。
だから、何か取り組んでみて、その結果とともに、
言語化して質問をすること。
それが「正しい質問の仕方」なのです。
- 自分が取り組んだこと
- その結果うまく行ったこととうまく行かなかったこと
それらをきちんと伝えて質問ができれば、
かなりの精度で「欲しいアドバイス」がもらえるようになります。
新しい掃除機を買うつもりで質問する
もしあなたの使っている掃除機が壊れたとしましょう。
新しい掃除機を買うときには、「この機能は欲しい」
「この性能はいらない」という判断基準があるでしょう。
それを伝えずに、販売員に「掃除機をください」と言っても、
あなたが欲しい掃除機を案内してくれるとは限りません。
それと同じことなのです。
まず、合ってるかどうかは別として、自分でそれに取り組んでみること。
それが、うまくいったのか、うまくいかなかったのか、
やってみたら結果が出るでしょう。
どこまでうまくいって、どこでつまづいたのか。
それをちゃんとセットで持ってきて質問するというのが、
質問の価値を高め、解決へと導く答えをもたらすのです。
時間は無限にあるわけではありません。
質問を聞いて、すべてを講師や先輩に委ねて、
雛鳥みたいに口をあけて、答えを待っていてはダメなのです。
答えを得るために、「何がわからないかを言語化」すること。
それが質問をする上で本当に大切なことです。




