べき乗則が上達の道!
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おはようございます。

新年度になって、
一つ弊社で大きな動きがありました。

株式会社アクト・ワンがVライバー×声優事務所「en」を設立!

ちらほらとVライバー関連のお話しをしておりましたが、
ついにお披露目です。

この度、V声優事務所enを立ち上げました。

キャラクターとして声優やナレーターを務める動きは、
今後違和感なく受け入れられるだろうと考えています。

中の人には大きなフォロワーがつかなくても、
キャラクターを通してフォロワーを獲得する動きが盛んになります。

実際、弊社で所属となったメンバーもそうです。

仕事をしていく上で一つの指標としてフォロワーが見られることが増えてきた現在では、
一つの動き方になるかと思っています。

さて、これから週1になってしまうコラム配信ですが、
今回は「べき乗則が上達の法則」という
お仕事関係のお話しをさせていただこうと思います。

技術の上達はべき乗則に従う

べき乗という言葉にはあまり馴染みがないかもしれません。

累乗(aのn乗)の仲間です。
こっちの方が馴染みはあるでしょう。

実は何かの技術を習得するときは、
べき乗の法則に従う
ということが
科学的にわかってきているのです。

とある実験を引用します。

練習量と上達の関係

東京工業大学名誉教授の木村泉氏は、練習量と上達の関係を定量的に評価したいと考え、大量の折り紙を自分で折るのに要する時間を計ることによってその関係について考察しました。

このグラフは「みそさざい」という折り紙作品を15万回折った際の
毎回の完成までの時間をグラフにしたものです。

縦軸がかかった時間、横軸が折った回数です。

横軸を見ていただくと10の対数(10の累乗数)に
なっていることがわかります。

上達するまでの回数

一般的な計算をすると
10回やって上達した度合いと
同じだけ上達したいと思う場合、
単純に2倍やればいいと思ってしまいます。

ですが、上のグラフを見るとわかるように
10回やって上達した(折る時間が短くなった)のと
同じ割合折る時間が短くなっているのは
100回やった時点です。

10回の2倍成長するには10の2乗、
つまり100回やることが求められるのです。

何かを習得し、上達するためには
べき乗(aのn乗)回行う必要がある
ということです。

上達のスピードは徐々に落ちていく

人は誰でも何回か同じことを繰り返したら、
ある程度できるようになります。

その飲み込みが早い人のことを
「センスがいい」という言い方をするのです。

器用貧乏で終わる人の多くは、
なんとなく「できた」ときに、
それ以上取り組まなくなるのです。

つまり、そこで成長を止めてしまうということです。

さっきも言ったとおり、
10回やって身についたレベルを、
2倍に引き上げたかったら、
100回の練習が必要になります。

それは言い換えると11回目から99回目は、
本当に微々たる成長しかしないということです。

器用貧乏で終わってしまう人は、
この成長を感じない期間に、
練習を放棄して行ってしまいます。

「俺、ちょっとやったらできるようになるし」
という驕りが、そうさせるのかもしれません。

個人的に言えば、
「上手くならない人の典型的なパターン」です。

器用貧乏が生まれる理由

不器用な人の方が、その点有利だろうと
個人的には思っています。

器用な人は、ちょっとやったらすぐできる。

不器用な人からしたら、とても羨ましいでしょう。

ですが、器用な人はちょっと壁にぶつかると
すぐに「飽きる」習性があります。

成長や上達が感じられないと
それを放り出して「他のこと」に目移りするのです。

そうすると、なんとなくいろんなことに手を出すものの
どれもなんとなくできるようになっているだけで
どれも「プロフェッショナル」と呼べるようなレベルには
達していない
のです。

これが器用貧乏の正体です。

取り掛かってある程度感覚を掴むまでが早い分、
成長を感じなくなるまでの期間も早い。

だからこそ飽きてしまって、
次から次へと興味が移っていく。

結果として、一つの技術を磨き上げるということが
あまり得意ではない人ができあがるのです。

不器用こそ有利

僕は逆に「不器用な人」の方が
技術を身につけるには有利であると考えています。

それは不器用な人の方が、
成長が遅く「すぐには成長できない」ということを
感覚的に知っているから
です。

何度も何度も繰り返すことで、
ようやく人並みになると肌で感じているので、
同じことを愚直に繰り返すことに
ためらいがありません。

コツコツと続けられる
「メンタルの強さ」を持ち合わせています。

ウサギとカメとの共通点

ウサギとカメの寓話は誰もが
幼い頃に聞いたことがあるでしょう。

ウサギは素早く動けるからと気を抜いて、
途中で居眠りをしてしまいます。

カメはコツコツと遅くても
歩み続けるのです。

僕には、ウサギは器用貧乏の象徴であり、
カメは不器用の象徴のように見えます。

器用貧乏の弱さ

技術というのは、使っていないと途端に鈍ります。

「1日サボると3日戻る」と言われることもありますよね。

他にも

1日サボると自分がわかる
2日サボると評論家がわかる
3日サボると聴衆がわかる

という言葉もあります。

少し期間があくと、
その感覚を取り戻すのに少し時間がかかってしまいます。

器用な人は、すぐに感覚を掴めるがために、
練習をサボった結果、成長するのではなく、
「感覚を掴んだ」という位置に毎回戻っているだけなのです。

ウサギのように居眠りをしていたら、
寝ている間にスタート地点に戻されているのです。

毎日の積み重ねが上達の鍵

「継続は力なり」という言葉も
「毎日の積み重ねが大事」という言葉も
耳にタコができるくらい聞いていると思います。

ですが、上達の法則を見ても
「科学的に正しい」ということが
ある程度わかってしまったのです。

繰り返し繰り返し行うことで、
人は徐々に徐々に成長していきます。

そして常に成長するわけではなく、
必ず「スランプの時期」が訪れます。

折り紙のグラフを見ても、
上下を繰り返していることがわかるでしょう。

そうやって、成長したり、スランプに陥ったりを
繰り返していくことで、徐々に徐々に上達するのです。

プロのスポーツ選手も同じ

成長を感じなくなった時、
「今はスランプなんだ」と思ったら、
ただただ「気にせず続ける」ということが大切です。

元巨人軍の王貞治さんも

スランプを脱出するには、練習しかない。
練習で本来の姿を戻すしか方法はないんだ。

と語っていたそうです。

偉大な記録を打ち立てる選手ですら、
毎日の練習を繰り返し、スランプを乗り越え、
べき乗則に従って上達していった
のです。

ぜひ、正しく努力を積み重ねて
べき乗で成長を続けて行ってください。